2022年5月28日~7月2日開催

第1回「共生、秘密の彩り」

木床亜由実

木床亜由実

開催趣旨

木床亜由実さんの作品には自然、生命力、そしてその息吹が描かれています。
自然の淡いざわめきを表現するために用いる、等身大の色彩も木床作品の魅力です。
記念すべき第一回となるSELA展。
ご来館いただきました皆様にも木床亜由実がとらえた生命のざわめき、そして、それをあらわす秘密の色彩をお楽しみいただければ幸いです。

木床亜由実さんと初めてお会いしたのは、2021年12月。
銀座にある画廊で行われていた木床さんの展覧会にお邪魔したときです。
「笑顔の明るいひとだな」というのが、私が最初に抱いた木床さんの印象です。
展示されている作品を拝見させていただき、その後、以前に制作した作品の画像も見せていただきました。
生命の営みを独自の色彩で表現している点に私は魅力を感じました。
そこで、2022年より弊館で今を生きるフレッシュなアーティストの個展を開催しようとしていることをお伝えし、そこに木床さんの作品を展示したいとお願いしました。
ありがたいことに、話しはとんとん拍子に進み、フレッシュなアーティストのための個展という意味で、SELA展(Solo Exhibition for Lively Artists)と名付けた本企画のトップバッターを木床さんが引き受けてくださることになりました。
会期は2022年5月から始まる弊館の展覧会と同時開催で行うこととなりました。
展示する作品も決まり、改めて感じたのは、木床さんの作品には自然、生命力、そしてその息吹が描かれているということ。
それら目に見えないけれど、五感で感じることのできる自然のざわめきを、等身大の色彩であらわすのが木床ワールドだと理解しました。
木床さんと話し合い、今回のタイトルは、『共生、秘密の彩り』としました。
記念すべき第1回となるSELA展です。
ご来館いただきました皆様にも木床亜由実がとらえた生命のざわめき、そして、それをあらわす秘密の色彩をお楽しみいただければ幸いです。